ファイナリスト
甲子園14日目 準決勝
第1試合 京都外大西10-8宇部商
好投手好永も力尽きた。昨日の日大三戦の裏返し。逆転した後最後のアウト3つが取れなかった。エラー絡みの決勝点は見ている者にも辛い。京都外大西、最後に相手より1点以上多く取っているというイメージ。ここぞというときに集中打を見せる。
第2試合 駒大苫小牧6-5大阪桐蔭
京阪対決になるかと思ったが、打倒大阪桐蔭の一番手に挙げた駒大苫小牧が延長戦の末大阪桐蔭を下す。
2回、自らのまずい守備もあって辻内投手はやや平常心を失ってしまったのか。そこを突いて鷲谷、田中の適時打などで5点先制。
6回まで0点に封じられていた大阪桐蔭は7回1点返した後、辻内がツーランを打って2点差。8回にも2点を返して田中をKO。代わった吉岡から1死三塁から平田遊ゴロの間に三塁走者が生還してついに同点、延長戦に突入。
5回以降走者を許さなかった辻内だが10回、先頭の林が二塁打を放つと、1死3塁から辻がライト線に決勝タイムリー。その裏、大阪桐蔭も2死2塁の同点機を迎えるも吉岡が平田を空振り三振に打ち取り試合終了。平田、今日はノーヒット。
駒大苫小牧、今年は守りのチームと言われるが、ここという時の集中打こそが、去年の優勝チームのDNAを受け継ぐこのチームの真骨頂だろう。
明日の対戦相手京都外大西も似たチームカラー。複数の投手による継投、集中打のある打線、監督の采配。4~6点を巡る試合になりそうだ。
キープレーヤーは京都外大西の北岡-本田の継投対、駒大苫小牧の林と辻の打力か。
駒大苫小牧、2年連続の決勝進出はKKのPL66~68回以来
連覇を懸けての決勝戦は67回(取手二8-4PL)以来となる
もし、連覇すれば第二次大戦後の学制改革時の29、30回の小倉中-小倉高以来戦後2度目となる。当時のエース福島投手は初めて甲子園の土を持ち帰ったと言われる伝説の好投手。
2年連続優勝は春夏連続優勝よりもはるかに難しい。
京都外大西が優勝すれば京都勢としては昭和38年31回大会の平安以来の全国優勝となる。
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