FIBA女子オリンピック世界最終予選
準決勝
日本58-66キューバ(18-21 8-16 17-16 15-13)
BOX レポ
日本が五輪出場逃す/バスケット
<女子バスケット・北京五輪世界最終予選:キューバ66-58日本>◇14日(日本時間15日)◇敗者復活戦◇マドリード
世界15位の日本が同8位の格上キューバに58-66で敗れ、2大会連続4度目の五輪出場はならなかった。序盤からシュートミスやパスミスを連
発。リバウンドでも攻守ともに劣勢を強いられ、前半は26-37の11点差で折り返した。10点差で迎えた第4クオーターに猛烈な追い上げを見せ、一時は
3点差まで迫ったが、逆転はならず。北京五輪出場への望みを絶たれてしまった。
世界15位なんて何のおまじないにもならないということでした。
ミス連発に内海監督ガックリ/バスケット
日本が肝心な場面で犯したミスで北京五輪出場の可能性を消滅させた。序盤からパスミス、シュートミスを連発。勝負の鍵となるはずの3点シュートの
確率も前半を終えた時点で17%。試合を通じても20%にとどまった。世界には身長で劣る日本にとって最大の課題であるリバウンドも完全に劣勢。192セ
ンチのキューバのエース・ブレにことごとくリバウンドを拾われ、前半で11点差をつけられる原因をつくった。第4クオーターでの追い上げも実らず惜敗を喫し、2大会連続出場の夢も散った。内海監督は「少しの差があり世界で勝てなかった。大事な場面でミスが出てしまった。外角のシュートも決めることができなかった」と悔しさを表した。
ここでは「指揮官が悪ければ部隊は全滅する」と言い続けてきたので、当然監督の責任もあるわけだが、その上(協会上部)のゴタゴタや男子の状況もみれば「日本バスケット」自体の敗戦とも言える。今日を「終戦記念日」にしてここから立て直していかないとこれから先、バレーボールに置いていかれ、ハンドボール、女子サッカーに抜かれてしまうだろう。(人気、実力において)
今回、最後の勝負ということで歴戦のベテランを招集してしまったので、ロンドン五輪に向けてセレクション(監督、選手)からやり直し。まず、渡嘉敷来夢をしっかり育てること(今さらだが、今回リバウンドの重要性と外角勝負の不確実性が身に染みたはず)と彼女に続く長身選手のスカウティングが必要だろう。
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