今年も行ってきました、WJBLサマーキャンプ。
開場は去年と同じスカイホール豊田でしたが、今年は実業団の強豪、山形銀行、秋田銀行も含めて15チームによる練習試合とクリニックが22日まで開催されています。
4コートで試合が行われるので、全チーム均等に目を通したわけでは無いのですが、自分なりのインプレッションを
富士通
例年通りチームを2つに分けたツープラトンで矢野良子不在とあって試合結果はあまり参考にならず。計算できるお姉様方は問題ないが、三谷(29)船引ま(29)船引か(31)矢野(29)という状況なので若手の底上げが不可欠。期待の新人鈴木(筑波)石川(日体大)も勉強中というところか。ベンチの期待は大熊祐依(2年目 札幌山の手)らしく、試合の合間に薮内ACが付きっきりで指導。試合中に中川監督からも声がかかっています。
JOMO
WNBAで戦う大神以外に、山田、田中の五輪予選組にベテラン林に故障中の立川も不在とあって動ける選手はフル回転(長南は1勤1休)
このチームで感心するのはリーグ戦であまり出番の無い、新原、寺田、内田が入ってもチームがある程度機能すること。チームのコンセプト(サンフラワーズの遺伝子)がはっきりしているからだろう。注目は吉田。見た試合では積極的にシュートを打つようになってきた。大神不在の時はじぶんが引っ張る覚悟なのか。
トヨタ
スタメンは三浦、櫻田、榊原、池田、鈴木か。外角からのシュートが入らなくなったときどう対応するかがカギ。ガード二番手争いに新人川原(大阪人間科学大)が参入
シャンソン
対戦相手にW I、実業団が多く、試合結果は参考外。
ここも中堅、若手の底上げが不可欠だが、結局ベテラン(相澤、石川、渡辺)に頼らざるを得なさそう。日本航空から移籍の伊佐だが、まだチームにフィットしていない。早めに結果を出そうと焦らないことを祈る
アイシンAW
ここもベテラン不在で若手中心。鈴木、西潟、高崎が計算できるようになってきたので、それに小松(桜花学園大)、吉田(鹿屋体育大)のルーキーが割ってはいるようになれば、プレーオフも見えてくるか。
日本航空
まだ使える機材(柳本、三井)の退役、新機材(春日、中村)は未知数(即戦力で無いことは明白)故障中の機材(藤本、大和谷)もあって苦しい機材繰り。
希望の星は2年目の大型機高橋礼華。スケールの大きいバスケットが出来る。FTの確率向上とファウルケアが必要だ。伊佐が抜けて選択肢が減ったPG(山田、吉田の二枚)柳本の穴を永石がどこまで埋めるか。ベテラン矢代は健在だが、岩村のキャプテンシーにも期待しよう。
日立ハイテク
野田、山田、畑千晶、磯山、本間でスタメンは固まりつつあるか。
控えの底上げがあれば昨年以上の結果が出せそうだが。
デンソー
どうにもつかみ所が無く、試合毎というより、試合の中で波がありすぎる。
PG小畑に加えてC浦島が着実に伸びていてある程度計算できそうだが、それ以外の中堅若手に堅実性が欲しい。
三菱電機
橋本(松島)関根、丸山、横山、松尾のスタメンか。
江口の移籍でますます高さがなくなり、W I を勝ち抜いても入れ替え戦で大型センターのいるチーム(矢代、本間、浦島・・・)相手にどう戦うのか。ここも外角プラス橋本の個人技に依存する形。注目のルーキー関根はシュートモーションが早く、攻撃面の貢献度は高く即戦力になりそう。しかしこの選手、三菱が声をかけるまでどこも誘わなかったらしい。そんなのでいいのだろうか?
あくまで現時点の見た目
Wは昨年と同じ5強3弱だが、星のつぶし合いや下位チームが上位を喰ったりでプレーオフ争いと最下位争いは昨年以上に厳しそう。W I は三菱優位は動かないが、入れ替え戦で勝ち上がるのは厳しいかも・・・・
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