日産自動車 野球部など休部
遂に恐れていた事態が始まるのか?
日産が野球部など休部 経営合理化の一環
多くのプロ野球選手や卓球の五輪代表を輩出した日産自動車は9日、経営合理化の一環として硬式野球部、卓球部(男子)、陸上部を休部すると発表した。硬式野球部は12月末まで、卓球部と陸上部は3月末まで活動する。硬式野球部は都市対抗大会で1984年と98年に優勝し、2003年の日本選手権も制した。06年セ・リーグ新人王に輝いた広島の梵英心内野手や阪神などで活躍した元投手の川尻哲郎氏らが在籍した。女子が94年に休部した卓球部は、男子が日本リーグで最多の19度の優勝を誇り、1月の全日本選手権を最後に現役引退した五輪4大会代表の松下浩二氏や全日本男子シングルス通算100勝の斎藤清(埼玉工大職)らがかつて所属した。硬式野球部と卓球部はともに59年の創部で、50周年の節目に幕を閉じる。≪純損失2650億円に≫日産自動車は9日、世界的な自動車販売不振と為替の円高傾向を受けて2009年3月期連結決算予想を発表し、純損益予想を 1600億円の黒字から2650億円の赤字へ下方修正した。これを受け、全世界での人員数を09年度中に2万人削減し、23万5000人から21万 5000人にすることを柱にしたリストラ策も公表。日産は売上高予想も9兆6000億円から8兆3000億円、営業損益も2700億円の黒字から1800億円の赤字に下方修正した。日産の営業赤字は 1995年3月期以来、14年ぶりで、90年代後半の経営危機から建て直したカルロス・ゴーン氏が経営トップに就任して以来、初めてとなる。米国発の金融危機が「外需依存型」の自動車業界の収益体質を直撃し、自動車大手8社の2009年3月期連結決算は、日産のほかトヨタ自動車、マツダなど5社が純損益で赤字に転落し、8社すべてが前期と比べて大幅な減収となる見通しとなった。
日産だけに留まらない可能性もある
他チーム統廃合の噂も
社会人野球を統括する日本野球連盟の鈴木義信副会長は、都市対抗28度出場の強豪の休部を「日産ですら来たな、という感じだ」と驚きを持って受け止め た。同副会長は、日産自動車と同じ神奈川勢の東芝で監督を務めていたこともあり「ともにしのぎを削ったのに」と、無念そうだった。この日の午後、横浜市旭区の野球部寮で、活動は12月末までという厳しい内容が選手たちに伝えられた。報道陣に応対した野球部関係者は、本社からの指示で野球部単独のコメントは控えると説明した。この関係者は休部を伝えた際の様子について「突然だったもんですから…」と言葉を詰まらせ、動揺を隠せなかった。寮から出てきた選手の表情に涙などは見られなかった。ある部員は「何も言えない」と答えた。他チームの統廃合のうわさも聞くと明かした鈴木副会長は「企業として、続けたくても続けられない状況はしっかり認識している」と話す。今後も企業チームの減少が見込まれることを踏まえ、連盟主催の大会数縮小など「いろいろな大会の見直しを図っていく」と話した。
今年の都市対抗は神奈川は新日本石油の前回優勝で3枠。三菱ふそうに続く日産の休部で新日本石油、東芝に三菱重工横浜で枠が埋まってしまうのか。
そして日産のモータースポーツ部門や「横浜Fマリノス」がどうなるか?このままでは中村俊輔復帰もあり得ないだろう。
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